どうも、ししゃもです
お薬の保管方法と、気にならないようでちょっと気になる、難病者のお薬管理の実態をまとめました

ツイッターでとったアンケートの結果も載せてありますので、管理・保管方法で悩んでいる人はぜひ参考にしてください
お薬の保管方法
意外とできているようでできていなかったりするのがお薬の保管の仕方です
長期服用の難病者だからこそ、古い薬がでてきちゃったなんて時に使えるかどうか判断できる程度の基礎知識はあった方が良いのではないかと思います

私は大丈夫!という人もここで改めて保管場所や使用期限などを確認してみてくださいね
どこに
直射日光を避け、なるべく湿気の少ない涼しいところに保管しましょう
冬場も油断してはいけません。暖房器具が発達した現代では冬場でも暖かく湿気の溜まりやすい場所ができてしまう恐れがあります

例えばこたつの上に薬箱を置きっぱなし、なんてことをするとよくないぞ
と、大昔にうっかりこたつの上に粉薬をほったらかしにしていたししゃもは語る
どんなふうに
錠剤や粉薬はその包装のまま薬以外のものと区別して保管しましょう
開封して市販のケースに移した場合は早めに飲み切りましょう
保管する時は乾燥剤も一緒に入れておくと湿気も防げるのでベストです

とくに粉薬は湿気を吸いやすいので注意だ
(目の不自由な方や、薬と乾燥剤を間違えて飲んでしまう恐れのある場合は使わないでください)
- 遮光保存
光によって分解しやすい薬は、光がとおらない真っ暗な場所や容器にいれて保存する必要があります

よくお薬が茶色い瓶に入っているのはこのためだよ
- 他の容器に移し替えない
製薬会社はそれぞれのくすりの性状に応じて包装に工夫をしています
シートからだして保管したり、他の瓶に移し替えたりせずに保管しましょう

薬を取り間違える原因にもなるのでそのまま保管が一番なのだ
- 子供の手の届かないところに保管しましょう
当たり前のようですが、意外な落とし穴があるかもしれません
例えば、テーマーパークのお菓子の缶などを保管ケース代わりにしているご家庭
高いところに置いてあるから大丈夫だと侮ってはいけません
お菓子の缶などは子供の目をひきやすいですし、なにより薬をお菓子と勘違いして誤飲してしまうリスクがあります
心当たりのある人は、保管場所を検討しなおすことを推奨します

ハッ!と思った人は、ちょっとししゃもの記事なんて後回しで構いませんので、スマホを置いて入れ物を変えてきましょう。早めの行動がお子さんを誤飲のリスクから守ります
- 本人以外は飲まない
症状が同じだからと勝手な判断でお薬を他の人にあげないようにしましょう
症状が同じでも別の病気の可能性も考えられるので安易に決めつけてはいけません
また、お薬には副作用だってあります。もしよくない副作用にあったって何かあったら、次にその人と対面するのがお葬式の場にだってなりかねないのです
これは冗談でなく本当に起こりかねないことなので、たとえ誰かにお薬が欲しいと催促されてもNOと言いましょう

飲んでいる薬の種類が同じでも他の人へのお薬の譲渡は厳禁だぞ
保管温度
わかってるようでわかってない保存温度
もしかしたら常温ではダメな薬を常温保管しちゃっているかもしれません
記事を読むついでにお薬の保管温度が適切かどうか確認しましょう
- 冷蔵保存:4℃
- 冷所保管:15℃以下
- 室温保存:1~30℃
冷所保管は冷蔵庫に
坐薬や液剤、水薬または「冷所保管」するよう指示された薬は、乾燥し、光の当たらない冷たい場所に保管することになっており、冷蔵庫は最適な保管場所といえます
冷蔵庫保管する際は、子供が誤って飲んでしまわないよう手の届かないところにおくなどの工夫をしよう
また、薬が凍結しないよう注意しましょう。送風口の近くは凍結しやすいので避けて置くようにしましょう

凍結するとたとえ解凍しても薬の効果が正しく発揮されない恐れがあるので要注意だぞ
保管期間の目安
処方された薬の期限は特別な指示がない限りは、医師の処方した機関で飲み切るのが原則となります
処方されて薬のおおよその使用期限を次にあげますが、あくまでも目安なのでもっと詳しく知りたい場合は調剤薬局で聞きましょう

お薬の事はお薬のプロである薬剤師さんに。膠原内科の主治医よりもお薬に関しては詳しいんだよ~
ししゃもの主治医は、とある眠剤とシロップ剤の飲み合わせが良くないことをししゃもの診察中に知って「へぇ~知らなかったなぁ」なんてつぶやいていたので、主治医でも知らないことはたくさんあるのです
内服薬(飲み薬)
もう毎日のように紙袋に記載されたこの文字を見ております

大きい錠剤の飲み薬はこの世から抹消されればいいと思うの
そんな内服薬の使用期限の目安は次の通りです
- 粉薬:3ヶ月~6ヶ月程度
- カプセル錠剤など:6ヶ月~1年以内
- シロップ剤など水薬:細菌などが繁殖している場合もあるため、処方日数が期限
- 一包化した薬:3ヶ月程度
一包化された薬は密封されていて一見長く持ちそうに見えますが、密封容器から一度出して再度包装しなおしてるので意外と使用期限が短いです

難病者はお薬が多くて一包化している人も多いだろうからとくに気を付けよう
外用薬
外用薬の多くは容器に使用期限が記載されていますが、この使用期限もあくまで未開封の場合です
- 目薬
1ヶ月を目安に使い切るようにしましょう。
また、点眼の際は点眼用機の先端に目が触れないようにしましょう。目やにやほこりなどを吸い込んでしまい、薬が汚染されてしまいます
浮遊物が見られるものは感染症を起こす可能性がありますので使わないようにしましょう

カバンの中に時々さすように目薬を常備しているしている人は要注意!その目薬、もしかしたら使ったらマズイ目薬かもしれないぞ
- 塗り薬
他の剤形と比べて長期間使用可能です

ししゃもは細菌が繁殖していたら怖いから、たとえ使用期限が長くても1年以内には使い切るようにしてるぞ
塗る時にチューブの先端を直接患部につけるとチューブの先端が汚染されて使用できなくなります
塗り薬を使用する際は、手を洗って清潔にし、指などに絞りだしてから患部に塗るようにしましょう
- インスリンなどの自己注射剤
目薬と同様に開封後1ヶ月で使い切るように調整されていますので、1ヵ月で使い切るようにしましょう
ぶっちゃけ皆どうやって保管と管理をしてるの?
お薬の保管・管理の仕方は様々ですが、よくオススメの方法で見かけるのが、ウォールポケット(カレンダー型お薬ポケット)や市販のプラスチックケースなどではないでしょうか
でも、それじゃお薬入りきらないし仕分けも面倒だし……みんなはどうしてるんだろ
と、ししゃもはとても気になったので、ツイッターでアンケートをとりまして、一番みんながしている保管・管理のしかたを調べてみました
9割がたSLEの人が回答してくれていると思うのでお薬多めな難病者の方は参考にしてくださいね
それではアンケートの結果がこちらになります
あなたのお薬の保管・管理の仕方はなんですか?
よろしければリプでもお聞かせください〜
— ししゃも (@SHISHAMO_BLOG) January 10, 2020
あなたのお薬の保管・管理の仕方はなんですか? よろしければリプでもお聞かせください〜
- 薬局でもらった袋のまま:47.4%
- ウォールポケット:15.8%
- 市販のケース:26.3%
- その他:10.5%
38票 · 最終結果
なんとまさかの「薬局でもらった袋のまま」が一番表を集めました
リプライでは仕分けが面倒というご意見が目立ちました
やはり薬が多くなると毎回仕分けをするのが大変なようです
また、一包化をしている人も見受けられました
こちらも薬が多いので飲み間違えや飲み忘れが起きやすく、それを回避するために一包化をしているとのことです

お薬が多くて大変な人は朝の分だけでも一包化できないか主治医に相談してみよう!
今回のアンケートでは、ウォールポケットや市販のケースに保管している方の意見があまり聞けなかったのが少し残念ではありますが、アンケートもリプも任意なので致し方ありません
こんな一般ねこのアンケートを回答してくれただけでもありがたいことなのです

またしばらくしてフォロワーさんが増えたりしたら、再度アンケートをしてより精度の高い統計を出してみたいものです
それではお薬の保管・管理のお話は以上となります

お薬は時には毒にもなりうるから、ちゃんとした知識を付けてから服用しましょう
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