どうも、ししゃもです
絵を描くのが好きで隙あらば絵を描いているのですが

なんでししゃもは絵を描いてるんじゃろうか
とゲシュタルト崩壊的なことが起こる時があります
そんな時は自分の好きな絵を見たり漫画を読んだりすると

やっぱ絵っていいな!ししゃもももっと絵を描くぞ!
といった具合に調子が戻るのですがわかる人いませんかね?
というわけで、つい最近ゲシュ崩壊した時に読んだお気に入りの漫画の紹介でもしようとおもいます
「アルテ」という画家の話を描いた漫画が面白い
あらすじ
16世紀初頭・フィレンツェ。
芸術など文化活動が花開いたルネサンス発祥の地。
そんな活気あふれる華やかなる時代に、貴族生まれのアルテが画家工房への弟子入りを志願する。
女性が一人で生きていくことに理解のなかった時代、様々な困難がアルテを待ち受ける。
※「アルテ」1巻裏表紙より引用
単行本1巻が出た時に本屋で平積みにされているのを見かけて、完全に表紙買いした漫画なんですけど、ストーリーも作画もよくてずっと追っているお気に入りの漫画です

女性が頑張ってる漫画にほいほい吸い寄せられがちです
描き込みがすごい
この漫画を読んで一番驚くところは、とにかく描き込みがすごいんです!
他の漫画家だったら簡略化してそうな部分もしっかり描いていて毎回新刊が出るたびに「今回もめちゃくちゃ描き込んでる~労力~」と感心しています
16世紀初頭の貴族の服飾品は装飾が多く、それだけでも描くのが大変なはずなのに髪に背景に小物にと、どこを見ても隙がありません

画力で殴ってくる漫画みたいなところがあります
2020年4月からアニメ化もされていますが、ししゃもはぜひとも作者がこれでもかと描き込んだ漫画をお楽しみいただきたいものです
もちろん、画力だけでは面白い漫画とは言えませんので当然ストーリーも面白いです

アルテが親方のご飯をやけにうまいうまいといって食べているのですが、仕事疲れからうまいと感じているのかと思いきや、実は調理過程と育ちの問題だと後のエピソードで判明した瞬間は目から鱗でした
昔の食文化って今だと考えられないようなこともあって面白いですね
食文化だけでなく、当時の画家の話や生活様式が細かく描写されているのでちょっとした歴史の勉強にもなっていつも読みながら「へぇ~!」とか「ほぉ~!」とか言っています(笑)
いつのまにか登場人物全員を好きになる
どんな人間も今の自分になるまでの過去があります
アルテでは登場人物のほぼ全員が生まれや育ちといった”過去”がしっかりと描写されています
なので、キャラの発言に深みが増したり、行動に意味がしっかりと伴ってくるのです

なんだこいつめんどくさ!と最初は思ったりしても過去のエピソードを聞いたりすると、あぁそういうことだったのかとすごく納得させられてしまうんですよね
そして最終的には「こいつ、ええやつやんけ」と、そのキャラが好きになっているのです
とくに、ヴェネツィア回はアルテの考え方が大きく変わった点なので見ごたえがあってお気に入りです
あと、出てくるご飯がおいしそうでした(また飯の話かこいつは)
さいごに
もっともっといいところがたくさんあるのですが、ししゃもの乏しい語彙力では語りつくせません
興味の沸いた人はぜひとも読んでみてください

超いい漫画ですぜ
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